資産運用のタイミングとリスク
たとえば、2015年8月末、世界同時株安!!と、株も為替も暴落しました。
きっかけは中国株の暴落ですが、これは、中国の景気はさほど良くないのに、株価だけが上がり続けていたことによる暴落=価格調整といえます。
暴落は怖いですが、ちょっと冷静になって、考えてみましょう。
そもそも、運用のリスクとは?
ほとんどの方が「資産運用のリスクは元本割れ」といわれます。
でも、実はお金が増えるのもリスクです。
資産運用のリスクは、価格の「ブレ幅」なのです。
今回、暴落した運用商品は、それだけ価格のブレ幅が大きい=リスクが高い運用商品といえます。
株や投資信託、FXなど、「自分が投資している運用商品が暴落してる!」という方、ご自身がされている運用商品のリスクの大きさを、自覚されていましたでしょうか?
「自覚していなかった!」という方は、あらためて、運用商品を選ぶポイントのコラムをご確認ください。
暴落は必然的にある
資産運用のリスクの意味をみて、お気づきの方もおられると思いますが、損する可能性はなく、たくさん利益が出る商品はありません。
リスクを取りつつ、利益を追求することになります。
そのため、利益をあげるべく、それなりのリスクを取っていると、暴落に巻き込まれる可能性も必ずあります。
問題は、暴落への対処法です。
暴落=チャンスでも!
暴落が起こったとき、そのうち価格が戻るのではと、そのまま放置してしまう方も多いと思います。
でも、暴落=安値で買えるチャンスでもあります。
安値で資産運用を始められれば、その分、値上りする=利益が出る可能性も高くなります。
暴落のときに、新たに投資できるようにすることが大切です。
具体的には、次の2つの方法が考えられます。
①暴落し始めたら、早い段階であきらめて損切りする。
価格が下がり始めると、「もう下落が止まるのでは?」⇒「また下がった!」を繰り返しがちです。
そうして、損がどんどん膨らんでいくのです。
価格が下がり始めたら、たとえば、投資額の10%下がったらその時点で手放す!などのご自身のルールを決めて、それ以上の損が出ないようにする(=損切りする)ことが大切です。
損切りをすると、手元に現金ができますので、それを使って新たな投資をすることができます。
②金額的に、余裕を持った資産運用をする。
どうしても損切りしたくない方は、暴落があっても、その後に新たな投資ができるくらいの余裕を持った金額で、資産運用をしましょう。
たとえば、資産運用に100万円を用意できる場合に、当初の投資額を50万円に止めておくといったかたちです。
ただ、歴史的には、暴落は数年~10年に1回などのペースですので、暴落が起こるまで残りの50万円を資産運用できない、というもったいなさはあります。
経験は宝物
最後に、暴落のときに新たな投資をするといいましたが、その投資のタイミングは、とても難しいといえます。
「落ちるナイフに手を出すな」といいますが、下落の途中に新たな投資をしてしまうと、やはり損しやすいためです。
新たな投資のタイミング=暴落が落ち着いたことを見極めるには、投資の経験を積むことが大切です。
普段から、ご自身の投資している運用商品の値動きに興味を持ち、確認するようにしましょう。
「確認する時間がない」、「そこまで資産運用に興味が持てない」という方は、信頼できる、優秀な専門家を見つけておくといいでしょう。
ただ、冒頭の暴落に関していいますと、もともと統計的に、株や為替は、10月に買って4月に売るのが利益が出やすいといわれています。
株や為替といってもいろいろありますし、あくまで統計なので、絶対ではありません。
ただ、9月~10月は、価格が下がりやすい時期といえます。
この統計からしますと、9~10月で価格がそれなりに下がった年は、来年の3~4月頃に売却するつもりで、この9月~10月くらいに投資を始めてみるのもいいと思います。
うまくいけばお金が増えますし、もし失敗しても、確実に投資経験になりますので!
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