1回 消費税アップの今、ライフプランを見てみましょう!

 

 

増税、子どもの教育費、親との同居、自分たちの老後資金…。

将来には、たくさんのお金がかかります。

 

その将来のお金の流れを表にして、今の家計と照らし合わせ、一生涯お金に困らず望みの生活ができるかを、数字で判定するのが「ライフプラン」。

山本さん(仮名)のご相談ケースを見てみましょう!

 

 

山本さん(仮名)の今の状況

 

<家族構成>

・夫(会社員) 45

・妻(会社員) 42

・子ども(保育園児) 5

・夫の母 70

 

<家計の状況(年額)>

・夫の年収   950万円(手取り760万円)

・妻の年収   350万円(手取り280万円)

・生活費    300万円

・住宅ローン  約156万円(月 約13万円)

・保険 夫   約44万円(月 約36,000円)

妻   約9万円(月 約7,500円)

・貯蓄 夫婦  1,410万円(預貯金)

夫   不明

妻   950万円(預貯金)

 

<将来のイベント>

・夫は、60才で非常勤になり、65才で退職。

・妻は、45才で退社して自営業を始め、65才まで働く。

・子どもは、中学校から私立に行かせ、海外留学もさせたい。

・来年、家をリフォームして夫の母と同居する。

 

 

ご相談内容

 

山本さんのご相談内容は、下記の通りでした。

 

・収入は比較的恵まれていると思うが、親の老後・子どもの進学・夫婦の老後が重なるので、将来が不安。

 

・妻の時短勤務が終了し、残業ありのフルタイムが負担なため、自営業を始めることを考えている。会社勤めの安定収入がなくなっても大丈夫か?

 

・資産運用に興味があるが、どうすればいいかわからない。

 

結婚が遅くなっている今、このようなご相談はとても増えています。

 

山本さんの奥様も、30代前半までバリバリ仕事をし、33才で結婚。

比較的すぐに子どもを授かったものの、子どものこと、自分たち夫婦のこと、親のことを一度に考えなければならず、「自分たちで考えるのはお手上げ!」とのことでした。

 

 

ライフプランの分析

 

山本さんのライフプランを作成したところ…。

今のままでは、旦那さんが50才の年から、あまり貯蓄が貯まりません。

 

そして、貯蓄残高が、旦那さんが70才のときに赤字に転じ、90才のときにはなんと-5,800万円以上に!!

老後は借金で生活している状態となってしまいました。

 

でも、山本さんのお考えをお聞きしつつ、家計を改善していくと…。

老後の貯蓄残高は、逆に数千万円の黒字に!!

知らずに損をしていたことが、たくさんあったのです。

 

次回以降のコラムでは、現状のライフプランが赤字になった理由を1つずつ解説し、それを改善するための「知って得すること」をお伝えします。

 

 

※初稿は、子どもが小さい「新40代」女性のためのwebマガジン「Prime mama」に掲載されています。

 

 

 

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