サラリーマンのお小遣い!
ファイナンシャルプランナーとして家計のご相談をお受けすると、よく、「サラリーマンの夫のお小遣いって、ふつうどのくらいですか?」とのご質問をお受けします。
サラリーマンの方々のお小遣い事情をみていきましょう。
お小遣い制度はいいの?
まず、「そもそも、お小遣い制度にした方がいいですか?」と、よく聞かれます。
お金を貯める方法としては、お小遣い制度は優れています。
なぜなら、昼食代や趣味の費用などを「使っただけ家計から受取る」とすると、支出の全体像が分からず、使いすぎるおそれがあります。
でも、お小遣いという形であらかじめ予算を組んでいれば、家計からの支出額がはっきりし、使える額も明確になるので、使いすぎることがありません。
できれば、お小遣い制度にした方がいいでしょう。
ズバリ金額は?
次に、「お小遣い制度にするなら、いくらにすればいいの?」とのご質問を受けます。
「サラリーマンのお小遣い調査」によると、2019年のサラリーマンのお小遣いは次のようになっています。
男性会社員の全世代の平均は、40年の調査の中で2番目に低い結果とのことです。
これは、約30年前のバブル絶頂期のお小遣いの半額以下です。
実際の家計では…
ただ、この調査結果の数字は、あくまで平均値です。
この数字は、「うちはこれより低い」という方も、「もっと使っている」という方も多くいる、という金額だと思います。
お金のことに“一般論”はありません。
やはり、「あなた」の家計では、お小遣いはいくらにした方がいいのかを考える必要があります。
「あなた」の家計でのお小遣い額
お小遣い制度を使ってお金を貯めるのは、将来のためです。
将来どのくらいお金が必要かは、みなさんのライフプランによります。
(ライフプランって何?という方は「マンガでわかる!ライフプラン」をご覧ください。)
たとえば、老後は少しでもゆとりのある生活がしたい人と、質素な生活でいい人では、老後のために準備すべき金額は違います。
良い家に住みたい人と、不便でも住めればいいという人とでは、かかる住宅費用は全く異なります。
お小遣い制度を使ってお金を貯めるのは、ご自分のやりたいことを叶えるためです。
それを前提にライフプランを作り、どのくらいのお小遣い額でがんばるのか、がんばらないのかを決めましょう。
お小遣いを上げる方法
お小遣いが少ないとつらい!という方は、ご自身でお小遣いアップできないか動いてみましょう。
お小遣いアップの方法は、「働いて収入を増やす」、「資産運用でお金を増やす」、「他の支出を減らす」の3つです。
これらでお金を確保できるなら、お小遣いを上げられる可能性があります。
「サラリーマンのお小遣い調査」でも、5人に1人が副業や資産運用で副収入を得ています。
具体的には、ポイント・アンケートサイト、ネットオークション、株やFX取引、アルバイトなどが副収入源となっています。
また、支出を減らすという点では、「保険は独身時代のままで…」、「投資信託は買ってから放置しています」など、家計に見直しの余地がある方は多くいます。
忙しくて後回しにする方も多いですが、せっかく頑張ってお小遣い制度でお金を貯めても、他で損をしては意味がありません。
お小遣い制度の努力を無駄にしないためにも、家計の見直しができないかは、年に1度など定期的に考えるようにしましょう。
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