お金が貯まるコツ
家計のご相談をお受けすると、多くの方が「お金が貯まらなくて…」といわれます。
貯蓄にはコツがあります。
その方法をお伝えします!
「ついしてしまう」貯蓄方法
「お金が貯まらない!」という方から詳しくお話をお聴きすると、共通するのは「収入-支出=貯蓄」とされている点です。
でも、「収入-支出」が残ったらお金を貯めるということは、逆をかえせば、「収入-支出」が残らなければお金を貯めないということです。
これは、「いくら使ってもいい」と同じことで、本当にムダ使いをしないタイプの方でなければ、なかなかお金を貯めることはできません。
「よくいわれる」貯蓄方法
お金が貯まるコツは、一般的に、「収入-貯蓄=支出」にすることといわれています。
お給料が振込まれると、まずはその口座から毎月の貯蓄額を天引きします。
そして、残ったお金をその月の間は使っても大丈夫とすると、自然とお金が貯まります。
このお金が貯まるコツは、「食費や電気代などを○○円まで節約する!」という方法よりもストレスを感じる方が少ないのでおすすめです。
「よくいわれる」貯蓄方法の落とし穴
ただ、この一般的にいわれる「お金が貯まるコツ」には注意点があります。
支出を「収入-貯蓄」で残った金額内に収めようと思っても、預金口座内にもともと積みあがっていた貯蓄があると、結局使いすぎてしまいがちな点です。
いくら貯蓄額を天引きで貯めても、預貯金の口座残高がいつの間にか減っていては、結局お金は貯まりません。
きちんと貯まる貯蓄方法
お金が貯まるコツは、さらに掘り下げて、給与の振込み直後に下記のようにするとよいでしょう。
①「収入-貯蓄」で残った額から、さらに家賃やプロバイダー利用料などの毎月定額の支出を差し引く。
② ①の金額から、携帯代や水道光熱費などの毎月金額が変わる支出を差し引く。
⇒携帯代や水道光熱費などを口座引落しやクレジットカード払いにしていても構いません。
前月分の料金を差し引く、今月分のクレジットカード利用明細に載っている金額を差し引くなど一定の法則を決め、毎月それにあたる金額を差し引くようにしましょう。
③ ②で残った金額を毎月お財布に入れ、その範囲内でその月の買い物などをし、次の給料日までは預貯金から引き出さないようにする。
⇒クレジットカード払いなどで買い物をすると、財布の中のお金は減らないため使いすぎがちです。
そこで、クレジットカード払いにした金額は、財布から抜いてカード利用料金の引落し口座に戻すようにすれば、使いすぎることはありません。
このお金が貯まるコツは、「財布にお金が入っていると使ってしまう」タイプの方には難しいかもしれません。
でも、貯蓄があるほど将来できることは増えますので、その日1日使うお金以外は家にしまっておくなど工夫して、ぜひ一度ためしてみてください。
貯蓄はいくらすべき?
最後に、そもそも、収入からいくらを貯蓄に回せばいいのかを考えてみましょう。
よく「収入の○割は貯蓄に回すべき」という一般論を耳にします。
でも、家計や将来設計は人それぞれですので、お金のことに一般論はありません。
あくまで「あなた」の場合、いくら貯蓄すべきかを考える必要があります。
その金額は、家計管理の基本である「ライフプラン」を立てればわかります。
(ライフプランについてはライフプラン診断シリーズの連載をご覧ください。)
今の貯蓄額、今後の収入、これからやりたいことなどの支出を考えていくと、必然的に、いくら貯蓄すれば思い描いた将来を実現できるかがわかります。
その貯蓄額を上記の方法にあてはめ、支出をその範囲内に止めれば、細かく家計簿をつけることなく、楽に家計を管理することもできますよ!
Facebookでの友達申請をお受けしています!
はなFP事務所では、代表の「松本喜子」へのFacebookでの友達申請をお受けしています。
次の情報を知りたい!という方は、ぜひ友達申請をしてください!
・Facebookにだけ投稿される情報もキャッチしたい
・講座やイベント情報を知りたい
・コラムの更新を知りたい
・松本喜子がどんな人か知りたい
(松本のプライベート情報をアップすることもあります)
貴重な情報をご提供しますので、いたずらな申請を防ぐために、申請の手順があります。